いま学校で、子供たちが実社会に出るための準備が充分なされているだろうか?「一生懸命勉強していい成績をとれば、いい会社に入ってたくさん給料がとれるようになる」両親は私にそう言い続けてきた。子供たちに大学教育をうけさせよう、そうすれば人生で成功を収められるから・・・それが彼らの人生の大目標だった。資格を取り、大手に就職し、上を目指してひたすら働き続ける。そして、一生懸命働くことは良いことだと信じている。しかし、あるとき、将来の保証がどこにもないことに気づく・・自由な生活ばかりでなく、老後の保障もどこにもないのだ。学校教育での成功は、実社会での安定を保障してくれるわけでない。良い教育を受けると成功するというアドバイスは、今では大きな過ちかもしれないのだ。現在では、「良い成績を取って良い会社に就職しなさい」と安易にアドバイスできない。今、私たちは新しい指針を必要としている。投資教育に、何かヒントが隠されているかもしれない。